不妊症とは
不妊症とは、「妊娠を望んでいるのに妊娠しない状態」
のことであり、病気ではありません。
国際産婦人科連合の基準では、
「避妊をしているわけではないのに、結婚後2年以上たっても妊娠しない場合」
を「不妊症」と定義しています。
日本では今、結婚して1年以内に80%の夫婦が妊娠。
2年以内には90%の夫婦が妊娠しています。
そして、残る10%が結婚して2年経っても妊娠していない夫婦といわれています。
結婚して2年経っても妊娠しないから「不妊症」であるとは、一概には言えません。
しかし、結婚している夫婦の10組に1組がこのような状態に該当すると考えると、
「不妊症」は決して特別なことではないということがわかります。
不育症とは
妊娠はするけれども、流産(妊娠22週未満の分娩)や
早産(妊娠37週未満の分娩)を繰り返すことにより
生児を得ることができない場合を「不育症」といいます。
反復流産とは流産を連続2回繰り返した場合をいい、
また習慣流産とは連続3回以上自然流産を繰り返す場合をいいます。